近年、オイルマネーを武器に有力選手を次々と獲得しているサウジアラビアリーグ。
クリスティアーノ・ロナウドやネイマール、カリム・ベンゼマといった世界的なスターがプレーする一方、サウジの公共投資ファンドが経営権を握る4つのクラブ(アル・アハリ、アル・ヒラル、アル・イティハド、アル・ナスル)とその他クラブの差は広がっている。
昨季2023-24シーズンの平均観客数はリーグ全体で8,159人。ただ動員の面でも4強が突出しており、平均観客数4位のアル・ナスルが17,822人なのに対し、同5位のアル・ファティフは8,234人と1万人近い開きがある。
そうしたなか、9月30日に行われたリーグ戦のアル・フェイハ対アル・リヤドの試合で、今季最少となる入場者数「390人」が記録された。
その試合のハイライトがこちら。
映像を見る限りでも観客はまばら…。
ただ、メインスタンドの一角にホームであるアル・フェイハのサポーター集団が陣取っており、ここの密度は高い(動画1分15秒や1分52秒あたり)。
応援自体も拡声器を持ったコールリーダーのもと統制が取れていて、390人という観客数を感じさせないほどの雰囲気を作り出している。
試合のほうもザンビア代表FWファッション・サカラ、さらに過去に京都サンガやサガン鳥栖でプレーしたウルグアイ人FWレンゾ・ロペスがゴールを決め、アル・フェイハが2-0で勝利。
サッカーというと最近はお金の話題になりがちなサウジアラビア。しかし、現地にはサッカーを楽しんでいるファンもたくさんいるのだ。
なお、日本代表はそんなサウジアラビアと10月10日にアウェイで対戦する。