U-19日本代表は29日、U20アジアカップ予選で地元のキルギスと対戦。1-1で引き分け、グループ首位での本大会出場を決めた。

ともに2連勝で迎えたグループステージ最終戦。得失点差で上回る日本は、引き分け以上で本大会出場が確定する状況だった。

船越優蔵監督は4-2-3-1のシステムを採用。GKは荒木琉偉、DFは右から布施克真、キャプテンの市原吏音、喜多壱也、髙橋仁胡。

中盤の底に小倉幸成と保田堅心が立ち、サイドは右に西原源樹、左に平賀大空、トップ下に佐藤龍之介、1トップは神田奏真が入った。

試合は中1日の3試合目ということもあってかボールを握りながらもミスが目立つ日本に対し、キルギスが5-4-1の統率された守備でカウンターを狙う図式。

日本はこの試合、ボランチの立ち位置や判断が良くなく、佐藤が下がって受けるもその佐藤もロストが多いためなかなか良い状態でボールを前に運べない。

嫌な流れのままスコアレスで迎えた後半、47分に日本はカウンターから髙橋の左サイドを突破されて中央に切り込まれ、まさかの失点。

しかし3分後、髙橋の右コーナーキックから、最後は神田の背中に当たったボールがゴールラインを越えたと判定されてすぐさま追いつくことに成功する。神田は今大会3ゴール目。

日本は時間の経過とともに選手を入れ替え、特に左サイドに横山夢樹が入ってからは単独突破でたびたびチャンスを創出。ただ、惜しいところまで行くものの逆転弾には至らなかった。

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結局チーム全体として想定されたクオリティを下回ったまま、1-1のスコアで試合は終了。課題が多く見つかった日本がキルギスとともに本大会へと駒を進めている。

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