7-0の大勝を収めた中国戦。日本代表では、川崎フロンターレの大型DF高井幸大がA代表デビューを飾った。

ワールドカップのアジア最終予選での初招集。12人の控えメンバーに入っただけでも上出来と言えたが、森保一監督は4-0で迎えた71分、前日に20歳の誕生日を迎えた若きセンターバックをピッチへ送り出した。

板倉滉に代わり3バックの右へ入った高井は、元川崎の谷口彰悟の隣で落ち着いたプレーを披露。

3バックでのプレーに関しては、「あまりやったことはないですけど、少ない時間の中で理解をしようと努めましたし、ウイングバックのところで点が取れたのは今日良かったところかなと思います」と試合後に振り返っている。

パリ五輪組では唯一この試合に出場した高井。彼のプレーについて、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長も試合後の囲みでこのように語っていた。

「高井に関しては、2年前にU-19代表のラオスで初めて一緒に…自分が団長の時に行って、そこからの急激な成長ぶりというのは、すごく頼もしいです。今日、堂々とプレーしていたのはチームにとってもプラスの材料じゃないかなと思います」

2022年にJFAの理事に就任した宮本氏は、同年9月にラオスで開催されたU20アジアカップ予選に初めて団長として参加。その時のU-19日本代表チームにいたのが高井だった。

この大会の日本は、熱帯のラオスで中1日の4連戦という凄まじい日程を戦い、きっちり全勝で本大会出場権を獲得した。宮本氏にとって思い出深い大会だとみられ、高井のことも印象に残っていたようだ。

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そんなU-19代表のラオス遠征から、丸2年でA代表へとたどり着いた高井。

「もっともっと出場したいと思いますし、もっともっと自分のレベルを上げていきたいなと思います」と中国戦後に語った20歳が、今後どのような成長を遂げていくのか多くの人が注目している。

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