今年で36歳になったアンヘル・ディマリアは、今夏のコパ・アメリカで優勝した後にアルゼンチン代表を引退した。
『ESPN』のインタビューでこれまで指導を受けた監督たちについて語った際、「最悪だったのはファンハール、間違いない。疑っているのなら、今すぐはっきりさせようか」と言い放っていたそう。
ディマリアはマンチェスター・ユナイテッド時代にオランダ人のルイス・ファンハール監督の指導を受けたが、仲違いしている。
その一方、ディマリアは、代表で指導を受けたリオネル・スカローニ監督とアレハンドロ・サベーラ監督(2020年に死去)のことは讃えていたそう。そのうえで、同じく代表で指導を受けたディエゴ・マラドーナについてはこう話していたという。
「彼のことを監督だとは思っていないんだ。なぜなら、近しい友人だったからね。立ち止まって話すような間柄だった。
彼は監督というよりも友人、兄弟、父親だった。何よりも父親だったね。
彼は他の誰もできなかったような我慢を僕にしてくれた。そして、前進させてくれた。僕が批判されればされるほど助けてくれた。
彼は自分にとって全てだった。ディエゴは史上最高さ。前にも言ったけれど、リオネル・メッシも史上最高だけど、ディエゴは唯一無二。僕にとっても、アルゼンチンにとっても、世界にとってもね」
マラドーナは批判されるディマリアを守ってくれたそうで、監督というよりも父親的な存在だったようだ。