鬼門の初戦は「気負う必要はない」

日本代表は5日に中国代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。前回のアジア最終予選ではオマーン代表に0-1で敗れているサムライブルー。ここまで2大会連続で最終予選における初戦を落としているが、中山は過去を重要視していなかった。

「教訓として意識しているくらいなので、個人的には足かせのような捉え方をしていない。本来あってはいけない初戦だったとみんな反省していました。まずはあのようなことが起きない前提で考えられるといいですし、あまり気負う必要はないと思っています」と言葉に力を込めた。

「単純に初戦は大事になってくるので、全力で取りにいく。前回大会の経験は、今回の初戦につながるいい材料だったと思えるように、勝利という形で還元したい。そして第2戦の勝利に繋げていく」と中国戦の勝利を誓った。

しかしあくまでも大本命はW杯だ。限られた代表の活動期間でチームとしての練度を高めたい。

「準備の段階からチームの共通認識を持ってやりたい。アジアカップでは負けたことによって問題提起がありましたが、結果ではなくて内容の部分から課題が出てきて、それを修正しなければいけないと思います。これから始まる準備の段階でそこを潰していきたいです」と、ワールドカップへ続く戦いが始まった。

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まずは初戦で勝利したい日本代表。久しぶりに日の丸を背負った中山にとってもアピールしたい一戦だ。町田で培った勝利への執着心を代表でも発揮したい。

(取材・文・写真 浅野凜太郎)

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