ポルトガル1部のジウ・ヴィセンテで10番を背負う藤本寛也。
彼を東京ヴェルディのトップチームに引き上げたのは、2016~2018年まで指揮を執ったミゲル・アンヘル・ロティーナ監督だ。
同監督は、『O Jogo』のインタビューで藤本について語っていた。
「私がヴェルディにいた当時、藤本は若手だった。彼は他の2人と一緒にトップチームの練習に来た。
結局、彼は1週間ずっと一緒にいることになり、私はすぐに彼を昇格させた。その日から彼はトップチームの選手になった。
彼はヴェルディでも重要なゴールをいくつか決めた。彼のことをゴールスコアラーだとは思っていないが、スタメンならシーズンに8~10ゴールは決める資質がある。
藤本のおかげでジウ・ヴィセンテの試合はかなり見ているよ。今季はスタジアムで彼を見ることも真剣に考えている。いい再会になるだろうね。
彼は視野の広さ、素晴らしいテクニック、優れた判断力を持っている。全てが現代サッカーで重要なものだ。
ポルトガルで活躍している全ての選手が(隣国である)スペインのクラブにとって素晴らしい選択肢になる。彼もそのカテゴリーに入るよ」
スペイン人のロティーナ監督は、藤本がラ・リーガに引き抜かれる可能性もあると評価しているようだ。
25歳になった藤本とジウ・ヴィセンテとの契約は残り1年とされている。