バイエルン・ミュンヘンに所属しているドイツ代表GKマヌエル・ノイアーは、この夏を最後に国際試合から引退することを発表した。
シャルケ04では内田篤人とともにプレーしていたことで知られるノイアー。2009年に初めてドイツ代表へ招集されてから国際Aマッチ124試合に出場してきた。
15年間にわたって守護神としての座を守り、2014年のワールドカップではチームを優勝に導き、大会の最優秀ゴールキーパーにあたるゴールデングローブ賞を獲得している。
38歳になった今年で国際試合からの引退を表明したノイアーは、自身のInstagramで以下のように書いている。
「15年以上と124の国際試合を経て、今日を最後にドイツ代表でのキャリアが終わる。
僕を知っている人なら、この決断を軽々しく下したわけではないことがわかっているはずだよ。身体の状態はとても良いし、2026年に行われるアメリカ、メキシコ、カナダでのワールドカップにも興味がある。
それでも、家族や友人と真剣に長く話し合った結果、今が代表チームでの活動を終えるのに適切な時期であるという決断に至った。
これまでのことを振り返ると、誇りと感謝の気持ちでいっぱいになる。特に2014年7月13日に我々が大きな夢を叶え、ブラジルで一緒に世界チャンピオンになることができたからね。
怪我をするまで7年間、61試合にわたってキャプテンとしてドイツ代表を率いることもできた。それはいつも感謝している名誉なものだ。
残念ながらタイトルには届かなかったが、今年ホームで行われたEURO2024もキャリアのハイライトになった。それは毎秒ごとに国中で特別な高揚感と連帯感を抱くことができたからだ。これをこのまま続けていこう。
2009年6月2日のデビュー以来、僕に付き合ってくれたすべてのスタッフ、コーチ、監督、チームメイトに感謝する。何年にもわたって僕をサポートしてくれたファンの皆さんにも特に感謝したい。
代表チームのユニフォームを着ることが大好きだったよ。みなさん、ありがとうございました」
なお、ノイアーが記録した124試合はドイツ代表の歴史上5位。ローター・マテウス、ミロスラフ・クローゼ、トーマス・ミュラー、ルーカス・ポドルスキに次ぐ数字となっている。
ドイツ代表ではこの夏を最後にトニ・クロースが現役引退しており、イルカイ・ギュンドアンも2日前に国際試合からの引退を表明していた。