かつて名波浩氏もプレーしたイタリアのヴェネツィア。

1907年に創設された歴史あるクラブだが、最近はデザイン性の高いユニフォームなどを含めた洗練されたブランディングで知られるようになった。

そのヴェネツィアは2021年に20年ぶりにセリエAに復帰したものの、すぐにセリエBに降格。多額の負債を抱えて、破産の危機に陥ったところ、あのドレイクに救われたそう。

セリエD降格を回避するために共同オーナーであるブラッド・カツヤマは、役員兼チーフブランドオフィサーであるマット・バベルに助けを求めた。バベルは『GQ』で、その顛末をこう話している。

「彼は問題をシンプルに説明した。ヴェネツィアは、数週間以内に1000万ユーロ(16億円)、数か月以内に最低でも3000万ユーロ(48億円)を調達しなければ、倒産すると。

ヴェネツィアは素晴らしい街だし、ヴェネツィアは常に特別なクラブだった。私はドレイクと話し、その後にブラッドとどうやって助けることができるのかを話し合った。

ドレイクの世界的スーパースターとしての地位とブランド力を考えれば、どのサッカークラブもその価値を否定することなどできない。

文化とスポーツの交差はまさに我々が目指すところであり、スポーツ組織として同じ境界線を行き来するNOCTA(ドレイクとNIKEのコラボブランド)のようなブランドを活用できることは非常に貴重だ」

同氏によれば、2週間以内に条件がまとまり、給与支払いと破産回避のための資金を集めることができたという。

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ドレイクの関与によって、北米の投資家たちから4000万ドル(58.6億円)を調達したとのこと。

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