浦和レッズから海外クラブへの移籍が決まった元日本代表DF酒井宏樹。

キャプテンでもあった彼がシーズン途中にチームを離れる決断を下したことは驚きだった。

そうしたなか、酒井はJ WAVEの『JAM THE PLANET』に出演し、家族ぐるみの付き合いがあるという吉田まゆさんに移籍の理由などを語った。

「自分の浦和レッズでやるべきことはひとつ終わったのかなという部分と、あとは単純に向こうのシーズンに合わせてしまうと、どうしても日本のシーズンの半分で行かざるをえない状況だったのかなと。移籍に関してはタイミングなので、そのタイミングを逃してしまうと移籍できなくなってしまいますし。

今回に関しては、浦和でACLチャンピオンを獲ってから、新たな目標をずっと探していて。ずっと行きたかった場所だったので、移籍話が来た瞬間にすぐお願いしますということで。

(移籍先のクラブ名はまだ明かせないが、地域は)オセアニア。僕個人としては行っていない大陸だったので、非常にそこに魅力を感じました。常に移籍するにあたって、移籍前に目標を決めて、そのチームに入って、そのチームのために戦うので。そういう意味で、マルセイユの時はまたチャンピオンズリーグの舞台に出れるようなチームにしたいと思って、(その後)チャンピオンズリーグに出場して、移籍しましたし。

今回は浦和レッズでACLを優勝したいと思って来て、ACLを優勝したので、今回また出るっていう風になったんですけど。

周りの人から見ると変なタイミングかもしれないですけど、僕からすると来たるべきタイミングで常に出てるので、非常に常に満足しています。

(お別れを伝えた際にあった浦和サポーターからの酒井コールなどについて)僕の目標を達成するには、率直に浦和レッズが一番の近道というか、浦和レッズでなければ多分難しかったのかなと思いますね。やはり、過去2回ACLを優勝しているのは非常に大きいな経験で、クラブとしても選手としても経験があるので。僕が獲りたいと思うと、ここしかなかったですし、やはりサポーターを見ると(うるっときた)…すごく…。

僕もショルツも岩尾さんもこのタイミングで抜けることになりましたけど、誰一人このクラブが嫌いになったとか、そういうのではなく、このクラブは常に自分たちの後押しをしてくれたので、本当に感謝しかないかなと。

(マルセイユで5年、)ハノーファーでも4年過ごしましたし、9年ヨーロッパにいて、特別海外への抵抗があまりないので、純粋にプレーしてみたい、生活してみたいと今回は思いました。

(海外では反応もシビアか)かなり…(笑)僕もそうですし、そこは家族にも直結してくるので。子供の学校もそうですし、奥さんがスーパーに行った時とかも。みんな知っているので、日本人じゃないですか。ただでさえ目立つので、その分、常に毎試合毎試合引き締まる思いで試合をしていましたけど」

AFCチャンピオンズリーグ優勝という目標を達成したことが大きかったほか、これまでプレーしたことがない大陸で挑戦してみたい思いもあったとのこと。

試合に勝っても負けても味方でいてくれる家族の存在が大きいそうで、家族のためにプレーするのが大きなパワーになっているとか。性格的にあまり目立ちたくないという酒井は、普段はメディア出演を断るそうだが、吉田さんによれば「奥さんの圧力によって出演が叶った」という。

酒井宏樹が欧州でともにプレーした「最強ベストイレブン」

なお、浦和は酒井だけでなく、アレクサンダー・ショルツ、岩尾憲、オラ・ソルバッケンもこのタイミングで退団が決まっている。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名