「地元に目立つクラブがあれば目標になる」
――暑い中、元気な子どもたちと素晴らしいイベントができましたね。和歌山で育った駒野さんは、子供のころにこのような教室を経験されたことは?
子供たちが笑いながらサッカーをしてくれていたので、そこが1番良かったと思います。
昔はなかったですね。有名な選手だったり、そのような方が来る機会が少なかったです。地域にあるチームがこのような企画をたくさん作ってくれて、自分も出身者として、故郷に戻ってサッカー教室が開けることをすごく嬉しく思います。
――もし駒野さんが子どものころにJリーグを目指すクラブが地域にあったら、意識や心持ちに違うところはありましたか?
そうですね、子どもの頃からそのような目立つ場所があれば目標になりますし、しかもJリーグを目指しているクラブですし。子どもたちも注目するチームになるんじゃないかなと思いますね。
――駒野さんはFC今治時代にJFLからJ3への昇格も経験していますが、その時の周囲の反応や雰囲気は?
昇格した瞬間は皆さんにすごく喜んでもらえましたね。やっぱりJFLとJリーグの違いというのもかなりありますし、そこは行ってみなければわからないところです。アルテリーヴォ和歌山にも昇格してほしいなと願っています。
――和歌山に新しいスタジアムを作ろうというポスターが貼られていて、広島のエディオンピースウイングの写真が参考例として使われていました。サンフレッチェ広島もかなり大きな変化があったのでは?
そうですね、やっぱり街中にできたことで広島県のサッカーのシンボルになりましたし、立地のことを考えてもとても行きやすくなりました。みなさんがサッカー中心の生活をしてくれるようになったようにも思います。
子どもたちにとっても、サッカー専用スタジアムになって距離感も近くなりましたし、とても身近に感じられるのではないかと感じます。
――今日は和歌山の子どもたちとたくさん触れ合うことができましたが、どんなことを大事にサッカーを続けていってほしいですか?
小さいころはやっぱりサッカーを楽しむことが大事だと思います。それから好きなことをやり続けてほしいですね。
そしてサッカーがうまくなるためにはボールを蹴り続けること、そして考えることがとても大事です。それをやりながら成長していってほしいなと思います。
――ありがとうございました!
このあとの試合でアルテリーヴォ和歌山は阪南大クラブを相手に4-1と勝利を収め、3ポイントを確保。アストエンジ関西サッカーリーグ全14節のうち8試合を終えた段階で2位に1ポイント差の首位に立っている。
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地域リーグを優勝、あるいは10月に滋賀県で行われる全国社会人サッカー選手権大会で上位に入れば、JFL昇格をかけた地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権を獲得することができる。
アルテリーヴォ和歌山は今季こそ悲願のJFL昇格を成し遂げることができるのか。駒野友一さんも注目する「Jなし県の雄」の行方に注目だ。