Jリーグ「オリジナル10」の1つである清水エスパルス。そのチーム名「S-PULSE」には、どのような意味や由来があるのでしょうか? 

今回はエスパルスの誕生秘話に迫りながら、チーム名の由来を紹介します。

静岡の魂を乗せて

清水エスパルスの前身は、1968年に結成された社会人チーム「清水FC」です。1991年のJリーグ発足に合わせて、清水FCを母体としたプロサッカークラブ「清水エスパルス」が誕生しました。

Jリーグ発足時の「オリジナル10」の中で唯一、企業チームではなく「市民クラブ」という異色の存在としてスタートします。清水FCが多くの日本代表選手を輩出してきた実績と、地域に根差した活動を行ってきた歴史が、新しく発足したJリーグの理念と合致したためです。

市民クラブとしての誇り

「S-PULSE」の「S」は「Soccer(サッカー)」「Shimizu(清水)」「Shizuoka(静岡)」の頭文字を表しており、静岡県民のサッカーに対する情熱と地元への深い愛情を象徴しています。「PULSE」は英語で「脈動」を意味し、サッカーを愛する人々の鼓動や情熱が表現されています

クラブエンブレムは、富士山の形をモチーフにしており、3本の青い縦縞は、エスパルスの理念である「夢・感動・誇り」を示しています。ホームスタジアムであるIAIスタジアム日本平は、サポーターに「聖地」として愛され、チームの躍進を後押ししています。

脈動し続ける情熱

エスパルスは、Jリーグ発足時から数々のタイトルに挑戦してきました。その原動力となっているのは、地域の人々による熱い声援と、脈々と受け継がれてきた「S-PULSE」の精神です。静岡の誇りを掲げるエスパルスは、これからもサッカーを通じて地域に貢献し、人々に感動を与え続けてくれるでしょう。その脈動が止まることはありません。

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