14日に開幕を迎えたEURO2024。グループCに入ったドラガン・ストイコヴィッチ率いるセルビア代表は、2分1敗という成績で4位という結果となった。
初戦でイングランドを相手に0-1と惜敗したあと、スロベニアとデンマークに引き分け。3試合で2失点しか喫していないが、一方でわずか1ゴールしか決められず、接戦を続けた末に大会を去った。
そんな中、『Telegraf』によればピッチ外でもある問題が起こっていたようだ。
それはスロベニア戦(20日)とデンマーク戦(25日)の間に発生したものだそうで、セルビア代表GKのヴァニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチがバーでサポーターと喧嘩をしていたという。
記事によれば、ヴァニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチは休日にミュンヘンを訪れ、セルビア人が集まる音楽バーに足を運んだそう。
そしてセルビアのファンから「君は何をしているんだ、ここから離れるべきだ。そしてなぜ飲酒をしているんだ」と叱責されたことに腹を立て、ミリンコヴィッチ=サヴィッチは反論の上に暴行を加えたとのこと。
ただ、『Telegraf』がバーのオーナーと言われる人物に連絡を取ったところ、若干異なった説明を受けたとも。
「ヴァニャは我々の店にきたが、入口の警備員が彼のことを認識せず、代表チームのパンツを履いていたため中に入れることを拒否した。
すると彼は激怒して喧嘩になった。私がすぐに介入して『一緒に店に入ろう』と声をかけたが彼は拒否した。全ては庭で起こったことで、両者が何を言ったのかは詳しく聞こえなかった。最終的にはすべて解決された」
ともかく何らかのトラブルがあったことは確認されたという。なお、セルビア代表監督を務めたストイコヴィッチ氏は質問に対して「誰もそんなことはしなかった。選手たちを誇りに思う」と答えていたという。
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ヴァニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチは、あのセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの弟に当たるゴールキーパーで、現在はイタリア・セリエAのトリノでプレーしている。
セルビア代表ではプレトラグ・ライコヴィッチが守護神を務めていることからバックアップとしてEURO2024に参加したが、ピッチ上ではないところで何らかのトラブルに関与してしまったようだ。