グループステージの戦いが佳境を迎えているEURO2024。
オランダ代表はグループDの最終節でオーストリアに2-3で敗れた。開始6分に失点すると前半のうちにチャビ・シモンズを投入。2度追い付いたものの、終盤に勝ちこされて万事休すとなった。
グループDはオーストリアが勝点6の首位、フランスが勝点5の2位で突破。オランダは勝点4の3位となったが、3位グループの上位4チームまでに入っており、決勝トーナメントには進むことができる。
ただ、ロナルト・クーマン監督は、この試合は最悪だったとこぼしていた。
「多くの面で非常に悪いスタートになった。相手に多くのチャンスがあった。我々は積極的ではなく、相手にプレッシャーをかけることが足りなかった。
最悪だった。恥ずべきことだ。こんなことでは勝てない…。デュエルでアグレッシブにならず、ボールを失い続けるなら…それは恥ずべきことだ。
彼らがハイラインでプレーすることは分かっていた。(相手の)パスラインを閉じることと、DFラインはゾーンを維持することを決めていた。しかし、どちらかが実現しなければ、物事はうまくいかない。
守備のポジションもよくなかったし、不必要にボールを失いすぎた。30分での交代はいいことのはずがないが、状況を変えるために何かをしなければいけなかった。選手を犠牲にすることは残念だが、それが現実。最終的には私の責任だ」
一方、オランダ代表コーディ・ガクポはこう話していた。
「相手は非常にいい立ち上がりを見せた。キレていたし、デュエルも強い。俺達はそうではなかった。
驚きだったとは言えない。そういうことが起きるかもしれないと分かっていたからね。ただ、最初からうまくいかなかった。責められるべきは俺達だけだ」
クーマン監督は前半からサイドライン際で指示を出したり、怒鳴ったりしていた。元オランダ代表ラファエル・ファンデルファールトはそれを見て、「泣き言サッカー」と言い放っていたそう。