なでしこジャパンは3日、ニュージーランドとの親善試合2戦目に臨み、先制されたものの後半に4ゴールを奪い4-1の逆転勝利を収めた。

前の対戦から中2日。五輪と同じ日程でのニュージーランドとの再戦で、日本は先発から南萌華、北川ひかる、長野風花、宮澤ひなたを除く7名入れ替えた。

システムは引き続き3-4-2-1を採用し、GKは山下杏也加。DFは右から高橋はな、キャプテンの熊谷紗希、南と並び、ウィングバックは右に清水梨紗、左に北川。

中盤の底に長谷川唯と長野が入り、シャドーは右に藤野あおば、左に宮澤、1トップは植木理子が務めた。

ニュージーランドは前戦の4-2-3-1から4-4-2へ変更。守備面では前の試合で浮きがちだった日本の両ウィングバックへの寄せ方を整理してきた。

これにより日本はスタメン組と呼べる陣容ながら全体の繋がりが悪く、22分、クレッグ・ミリーに個人突破から先制点を許してしまう。

追いかける展開になった日本は、後半から長野、植木、北川に代えて谷川萌々子、浜野まいか、千葉玲海菜を投入。宮澤が左のウィングバックへ移り、左右のシャドーに千葉と浜野、1トップに藤野が入った。

すると49分、左コーナーキックの流れから相手のクリアボールを浜野がダイレクトで叩き込み、日本がさっそく同点に追いつく。

後半の配置にしたことで日本は選手それぞれが特長をより発揮できるようになり、60分、リスタートで相手の隙を突いた長谷川唯のパスから再び浜野がゴールネットを揺らした。

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逆転に成功した日本は、66分に藤野、80分には千葉のゴールで突き放し、終わってみれば見事な逆転勝利。パリ五輪のメンバー選考前最後の試合を白星で飾っている。

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