2023-24シーズンのWEリーグは、25日に行われた最終節で幕を閉じた。

優勝は三菱重工浦和レッズレディース。2022-23シーズンに続くリーグ連覇を果たし、AFC女子クラブチャンピオンシップ2023との2冠を達成した。

得点王には、前人未到の10試合連続弾など20ゴールを記録した浦和のなでしこジャパンFW清家貴子が輝いている。

もう一つの主要タイトルであるWEリーグカップは昨年10月に決勝が行われ、サンフレッチェ広島レジーナがPK戦の末にアルビレックス新潟レディースを下し、念願の初タイトルを手にした。

シーズン終了を受けて、髙田春奈チェアがコメントを発表している。

「本日、2023-24シーズンのすべてのリーグ戦の日程を終了いたしました。選手・スタッフの皆様をはじめ、クラブ関係者、パートナー企業・各自治体の皆様、そして支えてくださったファン・サポーターの皆様に、心より御礼申し上げます。

三菱重工浦和レッズレディースの連覇となりましたが、2位のINAC神戸レオネッサ、3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザに続き、WEリーグカップで決勝を戦ったアルビレックス新潟レディース、サンフレッチェ広島レジーナが上位に入り、最後までリーグ戦を盛り上げていただきました。一つ一つの試合においては、試合の終盤に得点が入るドラマチックな展開が増え、最後まで諦めない粘り強さ、ひたむきさという女子サッカーの魅力、プロとしての魅せるサッカーが随所に見られたシーズンともなりました。

また、期間中に開催されたアジア競技大会やU-20、U-17等の国際大会では、多くのWEリーグクラブから選手が選ばれ、全体的に競技レベルが上がり、かつ若い世代の選手たちが育っていることが示されました。4月に初めて開催したU-18アカデミーフェスティバル2024では、WEリーグ設立後、初めてのユース年代の交流機会となり全国の切磋琢磨する女子サッカー選手たちの希望を感じる場となりました。

来シーズンはパリオリンピックに始まり、AFC Women's Champions Leagueの正式なスタート、そしてその先には女子のクラブワールドカップの正式開催も決定しています。世界と戦う日本のトップリーグとして、更に輝けるよう準備を進めてまいります。

今後とも多くの皆様にWEリーグをご支援、応援いただきたく、何卒よろしくお願いいたします」

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なお、浦和は昨日、得点王の清家が海外移籍への準備のため、今シーズンをもってチームを離れることになったと発表。WEリーグ誕生で選手の底上げが進む日本女子サッカー界だけに、このオフも様々な動きがありそうだ。

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