2021年からカメルーンサッカー連盟の会長を務めているサミュエル・エトー。

選手としては世界的スター選手だったが、何かとお騒がせな人物でもある。先日、マルク・ブリス代表監督と激しく衝突する映像が流出して問題になっていた。

カメルーンは今年のアフリカネーションズカップで敗退した後、リゴベール・ソング監督を解任。その後、4月に62歳のベルギー人であるマルク・ブリス監督を政府主導で招聘した。 

だが、エトーが提出した候補者リストには載っていない人物だったため、エトーは侮辱されたと感じており、監督人事に不満を抱えていたという。

エトーは「そんな風に俺に話しかけるな。忘れるな。選手としてのあんたは俺に話しかけることなど絶対できない。だから、いまの俺は会長なんだ。そんな風に俺に話すな。座って仕事をしろ」 などとブリス監督と初めて対面した際に高圧的な発言をしていた。

ただ、『BBC』によれば、エトーが謝罪したことで、ブリス監督はわずか2日で指揮官に復帰したという。

「謝る。なぜなら、あの不幸な初対面ではかなり感情的になってしまったからだ。自分たちよりもカメルーン国民のほうが大事であり、我々は彼らのために働かなくてはいけない。あなたには資質と経験があるが、ミッションは簡単なものではない。ただ、我々がサポートすることを知っておいてほしい」 

2人が衝突した後、カメルーンサッカー連盟は暫定監督を指名していた。だが、結局はブリス監督が復帰することになった模様。

代表監督や代表チームとケンカ別れした7人のスター

カメルーンサッカー連盟はスポーツ省によるブリス監督指名は「一方的に行われた」と反発しており、エトーはスポーツ省の職員とも口論になっていた。

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