34歳にして現役引退を決断したドイツ代表MFトニ・クロース。今夏のEUROを最後にピッチを去ることになった。
稀代のパサーは2014年からプレーするレアル・マドリーで中盤に欠かせない存在として君臨してきた。
そうしたなか、『Squawka』は、クロースの驚異的なスタッツを紹介していた。10シーズンプレーしたラ・リーガで一度たりともパス成功率90パーセントを切らなかったそう。
2014-15 パス成功率 92%(アテンプト数2353)
2015-16 パス成功率 92%(アテンプト数2425)
2016-17 パス成功率 94%(アテンプト数2071)
2017-18 パス成功率 92%(アテンプト数2070)
2018-19 パス成功率 93%(アテンプト数2072)
2019-20 パス成功率 93%(アテンプト数2336)
2020-21 パス成功率 94%(アテンプト数2021)
2021-22 パス成功率 94%(アテンプト数2150)
2022-23 パス成功率 95%(アテンプト数2332)
2023-24 パス成功率 95%(アテンプト数2258)
2000本以上のパスアテンプトで92%を下回ることが一度もなかったとか。まさにパス職人だ。
また、怪我による長期離脱がほとんどなかったことの裏返しともいえる。
『Transfermarkt』によれば、レアルでの10シーズンで負傷欠場したのは62試合だとか(1年目と今季は負傷欠場なし)。
さらに、Optaは、クロースがリーガでの10年で成功させた20,672本のパス全てをまとめたマップを紹介している。
All 20,672 of Toni Kroos' completed passes in LaLiga.
Simultaneously says nothing and everything. pic.twitter.com/bdXPVtSL2j
— La Pausa (@lapausa_pod) May 21, 2024
ピッチのほぼ全面が塗りつぶされている…通算のパス成功率も94%だったとか。
モドリッチはなぜクロースよりも良いパスが出せるのか? プレーの質を比較
そんなクロースについて、天才MFだったフアン・ロマン・リケルメは「テニスのロジャー・フェデラーに最も近い存在。ボールプレーができるし、シャワーなしで帰宅できる。素晴らしい」と語っている。