2年連続でプレミアリーグ2位になったアーセナル。
そうしたなか、日本代表DF冨安健洋は、最終節の前にABEMAのインタビューに答えていた。
昨年8月に行われた第2節クリスタル・パレス戦での退場劇についても語っている。
冨安はスローインの際に遅延行為でイエローカードを貰うとその後、相手FWを倒したとして2枚目を提示された。
現地でも物議を醸す判定だったが、冨安本人はこう振り返った。
「(1枚目のプレーは)
このシーンだけじゃなくて、その前からスローインが何度かあって、僕らもスローインはちゃんとデザインしながら練習して時間をかけているので、ただただ(適当に)投げたくないっていう部分はあって。
あと、スタジアムの雰囲気がひとつ大きなところだったと思っていて。(相手のホーム)サポーターがブーイングするので、それが審判へのプレッシャーになって、イエローカードという形になったかなと。色んな要素が組み合わさっていたと思います。
(今季からプレミアリーグは遅延行為に厳しくなったとされたが)
僕だけじゃなく、右サイドバックのベン・ホワイトも同じようなスローインでイエローカードを貰ったこともありますし。でも、これがプレミアが始まって2試合目で、そこから1年…シーズン最後なので今は。
それを考えると、一番最初の頃に比べると(今は)スローインに対して審判も時間をとってくれるなっていう感覚はありますね。僕らだけじゃなく、他のチームもスローインをちゃんとセットプレーのひとつとしてとらえてますし。でも、そのなかで少し時間がかかるっていうのを審判側もちょっと理解し出しているかなっていう、肌感でしかないですけど、そういう感覚がありますね。
(2枚目のイエローカードについては)これがレッドカードだとかイエローカードとかいう部分よりかは、(相手と体を)入れ替わられている時点でDFとして優先順位を守ることができていないので。
(物議を醸す判定だったが)アンラッキーな部分はあったと思いますけど、というより、過去のことだし、気にしてないって感じです(苦笑)」
アーセナルはセットプレー専門のコーチを雇っており、スローインもこだわっているとのこと。
現在では審判もそれを理解しつつあり、遅延行為に対する判定の基準が変わったとも感じているようだ。