シーズン佳境を迎えている欧州各国リーグ。

昨年にはハンブルガーSVのサポーターたちが最終節で昇格をぬか喜びしてしまったことが大きな話題になった。

残り1節となったオランダ2部リーグでも同じような出来事が起きた。

2位のローダJCは3日に行われた第37節カンブール戦に2-0で勝利。3位フローニンゲンはテルスター相手に0-1でリードを許して敗戦濃厚だったため、ローダサポーターたちはピッチ上になだれ込んだ。

だがしかし…。フローニンゲンは後半アディショルタイム5分に同点ゴールを決めて、1-1の引き分けに持ち込んだ。この結果、3位フローニンゲンと勝点差3の2位ローダは昇格がお預けに…。

『ESPN』によれば、ローダのスタジアムDJが誤報を流すという早とちりをしてしまったとか。2-1でテルスターが勝ったとアナウンスしてしまったスタジアムDJはこう釈明していたそう。

「(フローニンゲン戦は)95分に1-1になったと示された。ある時点で誰もが歓声を上げ、ジャンプをして、ピッチ上に入ってきた。選手たちもピッチに戻ってきた。

誰かが言ったんだ。『見ろよ、2-1になったぞ』ってね。だが、そうではなかった。もっと確認したほうがよかったが、ここのインターネットは最悪。

周りに誰もいなかった。サポーターたちは私の周りで飛び跳ねていた。だから、その人のところに行ったが、しばらくしてこう言われた。『いや、あの得点は認められずに終わった』と。

私はすでにアナウンスしてしまったので、何も変えられない(笑)私にできることは何もない。隣では泣いている人がいた。みんな完全に有頂天だった。それなら、あんなことも起こり得る」

彼は25年のベテランだったそうで、元選手のハンス・カーイは「彼のことは知っている。素晴らしい人だ。でも、自分ならアナウンスする前に確認するよ」と話していたそう。

「凄い選手がいたのに降格の悲劇を味わった10のチーム」

なお、オランダ2部は上位2チームが自動昇格し、3位~8位は昇格プレーオフ行き。すでに1位のヴィレムIIは昇格が決定している。

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