U23アジアカップのグループステージ最終節で対戦するU-23日本代表と韓国。

日韓戦を前に元日本代表FW大久保嘉人は、DAZNのやべっちスタジアムで韓国の要注意選手をピックアップしていた。それは長身FWのイ・ヨンジュン。

「ここまで韓国の全得点を決めている選手。しかも、右足、左足、頭とバランスよくゴールを決めていて、身長も192cmありますから、日本は空中戦も注意したいですね。

Kリーグの最年少出場記録(17歳と9か月22日)を持っていて、昨年のU-20ワールドカップでも2ゴールと結果を残しています。ちなみに、お兄さんはプロバスケットボールの選手。この選手を抑えるのが日本の鍵になります」

彼は2003年生まれの20歳で192cmの長身。高校年代から注目され、2021年にKリーグ史上最年少でデビューした大型ストライカーだ。3兄弟だそうで、191cmの兄もプロのバスケットボール選手。

そんなイ・ヨンジュンは現在、水原FCから金泉尚武FCにレンタル移籍中。金泉尚武は韓国国軍傘下のチームであり、彼は現在軍服務中の身である(階級は兵長)。

得点後に敬礼のポーズをするのにはそういった理由がある。『Nate』によれば、本人も「軍服務中」だからと話していたという。

彼が金泉尚武に加入したのは2023年1月。現地メディアによれば、ポテンシャルを秘めているため、若いうちに兵役を終える選択がされたようだ。

本人は「ファン・ソンホン監督から多くのことを学びました。効率的にゴールを決める方法を教えてくれました。テクニックやノウハウを教えてくれたので、とても勉強になりました」と指揮官への感謝も口にしているそう。韓国を率いるファン・ソンホン監督は現役時代にはJリーグでもプレーした名FWだった。

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そんな彼は今大会で守備的な選手がつけるはずの背番号6を着用。そのことについては「多くの人から守備的MFの番号をなぜつけるのかと聞かれました。9番を逆にしたのかという人もいますが、僕にも分かりません」と笑いながら話していたそうで、本人的にも理由は不明なようだ。

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