ブラジルの名門サントスFCとキットサプライヤーのUmbroは14日、2024シーズンの新ユニフォームを発表した。

クラブは2023シーズンのセリエA(1部リーグ)を17位で終えて、111年の歴史で初の2部降格が決定。世界のサッカーファンに大きな衝撃を与えた。このユニフォームはクラブ史上初めて「1部昇格を目指すユニフォーム」となる。

Santos 2024 Umbro Home

サントス 2024 Umbro ホーム ユニフォーム

初の2部を戦う2024新ホームユニフォームは、伝統のホワイトを継続。降格しても名門としてのプライドを保つ王道のデザインが登場した。エンブレム上には引き続き、レジェンドの“王様”ペレ氏を意味する王冠を付ける。

ユニフォーム発表日の4月14日は、創設112周年を迎えたクラブの誕生日だった。1部復帰へ向けて心機一転を図るには最良の日かもしれない。

このユニフォーム最大のポイントは、ヴィラ・ベルミーロの呼び名でも知られる本拠地「エスタディオ・ウルバーノ・カルデイラ」をクローズアップした点。

1916年10月12日に開場したこのスタジアムは、今年で108周年を迎える。また、2022年12月29日に死去したペレ氏の葬儀を行った場所だ。

シャツの前面にはスタジアムの外観をエンボスでプリントし、108年を迎えた本拠地に敬意を捧げている。

Santos 2024 Umbro Away

サントス 2024 Umbro アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームも、ホームと同じように伝統を継続。ホワイトとブラックによるお馴染みのストライプ・デザインで、やはり「エスタディオ・ウルバーノ・カルデイラ」を様式化したグラフィックを取り入れている。

襟の内側にスタジアムのグラフィックを配し、袖口にもその要素をさり気なく落とし込んでいる。

今季の2つのユニフォームは、どちらも徹底してホームスタジアムにこだわったデザインだ。

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2024新ユニフォームは、クラブ公式オンラインストア、Umbroブラジルのオンラインストアで販売中。

サントスにとって初の2部リーグとなる今季のセリエBは、19日にホームで行われるパイサンドゥ戦で開幕を迎える。

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