なでしこジャパンこと日本女子代表は、6日に行われたSheBelieves Cup準決勝でアメリカに1-2で敗れた。
この試合はアトランタのメルセデス=ベンツ・スタジアムで行われたが、ホームで行われたアメリカ女子代表の親善試合で史上最多となる50,644人もの観客数を記録した。
『Daily Mail』によれば、後半23分に投入されたコルビン・アルバートの名前がアナウンスされた際、スタジアムにブーイングが鳴り響いたという。
20歳の彼女はアメリカのレジェンドであるミーガン・ラピノーがつけていた背番号15を受け継いだ新星。
ただ、TikTokでリポストした映像が物議を醸していたという。それは教会の礼拝スペースでゲイであることやトランスジェンダーであると感じることがいかに間違っているかを論じた説教動画だったそう。
同性愛者であることを公言しているラピノーは「このヘイトのせいで、子供たちは文字通り自殺している。目を覚ませ。15番」などと強い反発を見せ、アレックス・モーガンら代表選手からも「私たちのファンやサポーターは、このチームが応援してくれるチームだと感じている。彼ら彼女たちが紛れもなく自分たちの声を聞き、自分たちを見てくれていると感じ続けることがとても重要」と苦言が呈された。
その後、アルバートは「SNS上での行動を心から謝罪したい。攻撃的で無神経で傷つけるような投稿にいいねをしたいり、シェアしたりしたことは、未熟かつ敬意を欠いたもので、決して私の意図したことではない。自分自身に本当に失望しているし、チームメイト、選手、ファン、友人、そして不快な思いをさせた人たちを傷つけてしまったことを深くお詫びする」と謝罪していた。
ただ、ラピノーは昨年11月の現役ラストマッチでアキレス腱を断裂するアクシデントに見舞われたが、アルバートはそれを揶揄するネットミームにいいねをしていたとも伝えられている。