マウリツィオ・サッリ監督のもとでプレータイムが激減し、1年でのラツィオ退団が確実視されていた鎌田大地。

だが、辞任したサッリ監督の後任となったイゴール・ドゥドール新監督の初陣となったユヴェントス戦では先発起用された。

『Corriere dello Sport』では、ユーヴェ戦で活躍を見せた鎌田はラツィオでの将来が激変する可能性があるとしている。シーズンは残り1か月半となったが、残留に傾くこともありえるようだ。

ラツィオは昨夏に主軸だったMFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチがサウジアラビアに移籍。鎌田は目玉補強として期待されたものの、サッリ前監督のもとでは出番が減っていった。

『TUTTO mercato WEB』では、その点についてこう指摘している。

「2021-22シーズンにUEFAヨーロッパリーグを制したフランクフルトと日本代表の主力だった鎌田は、ある種の熱狂をもって迎えられた。ただ、鎌田に直接起因するものではなかったが、結果的に肩に重くのしかかる責任もあった。ミリンコヴィッチ=サヴィッチの後任として、居心地の悪い遺産を引き受けなければならなかったのだ。

ラツィオで最も期待されていたのは、鎌田がピッチ上でさまざまな役割をこなすことだった。だが、サッリ前監督のような厳格な戦術運営のなかでは輝きを放てず、むしろマイナス要因になってしまった」

サッリの戦術にフィットしなかったということのようだが、トゥドール新監督もいまのサッカーのほうが鎌田に合うと述べている。

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ラツィオは日本時間3日にユヴェントスとのコッパ・イタリア、7日にはローマとのダービーが控えており、鎌田にとっても重要な1週間になりそうだ。

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