セルビアサッカー協会(FSS)とキットサプライヤーのPumaは28日、欧州選手権(EURO2024)に向けたセルビア代表の新ユニフォームを発表した。

Serbia 2024 Puma Home

セルビア代表 2024 Puma ホーム ユニフォーム

2024新ホームユニフォームは、レッドを基調にブルーを組み合せた伝統的なカラーリングを採用。前面の抽象的なグラフィックは、国のシンボルでありエンブレムにも描かれている鷲の羽を表現している。

背面にはセルビア語で国名“Србија”をレタリング。Pumaと契約する代表チームでも、この部分は国名や国旗などチームによってデザインが異なる。

サプライヤーはPumaで継続となったが、昨年末にはPuma以外のメーカーでEURO2024に臨む可能性もあると噂されていた。

パンツはブルー、ソックスはホワイトを採用し、セルビア国旗を構成する3色(汎スラブ色)で継続する。

今回のデザインのモチーフである鷲は、セルビアに関しては正しく表記するなら「双頭の白鷲」。国旗・国章に使われているもので、端的に言えばこの地に影響を与えた東ローマ帝国から受け継いだシンボルとなる。

Serbia 2024 Puma Away

セルビア代表 2024 Puma アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームは定番カラーのホワイトを基調に、ダークブルーとレッドを組み合せる。ブルーはセルビア国旗色なのでよく使われているが、今回のようなダークブルーは珍しい。エンブレムにも同じ色を使っている。

アウェイユニフォームは袖口の模様が個性的。これはセルビア南部に存在し“悪魔の町”と呼ばれる「ジャヴォリャ・ヴァロシュ(デビルズタウン)」を表現したもの。

数百万年前の噴火により火山灰が堆積した凝灰岩(ぎょうかいがん)が雨により浸食され、まるで角のような大小約200の土柱が形成された。その異様な光景からデビルズタウンと呼ばれる、自然が生み出したセルビアのランドマークだ。

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欧州選手権は旧ユーゴスラビア時代を含めると6大会ぶり6回目の出場となるセルビア。ドイツを舞台に行われるEURO2024ではグループCに所属し、デンマーク、スロベニア、イングランドと対戦する。

なお、「セルビア」としては今大会が欧州選手権初出場だ。

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