人種差別の標的になってきたブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール。
レアル・マドリーに所属する彼はスペイン代表戦に向けた会見で涙を流すシーンがあった。
彼は涙ながらにこう話していた。
「自分はただサッカーをプレーしたいだけなのに前に進むのが難しい…。(人種差別的罵声で)プレーする気がどんどん失せていく。
(スペインを去ることは)考えたこともない。なぜなら、スペインを去れば、人種差別主義者に彼らが望んでいることを与えることになってしまうから。自分はここに残る。人種差別主義者たちが僕の顔を見続けることになるからね。
自分は勇敢な選手だし、レアル・マドリーでプレーしている。僕らは多くのタイトルを勝ちとっているけれど、それは多くの人にとって不満なことだ」
現在、『One skin』というスローガンのもとで反人種差別キャンペーンが展開されており、その一環として27日にサンティアゴ・ベルナベウでスペイン対ブラジル戦が行われる。