かつてパレスチナ代表チームでプレーした名FWのムハンマド・バラカトが、イスラエル軍による空爆で死去したとのこと。
パレスチナサッカー連盟の報告によれば、現在39歳のムハンマド・バラカトはガザ地区南部のハーン・ユーニスで暮らしていたとのこと。
そして月曜日に行なわれたイスラエル軍の爆撃によってムハンマド・バラカトが住んでいたアパートが攻撃されたという。
ムハンマド・バラカトは「ライオン」の異名を取ったストライカーで、ガザ地区出身の選手として初めて1つのクラブで100ゴール以上を決めたという実績を持っているとのこと。
名門のアル・ワフダートやサウジアラビアのクラブなどでもプレーした経験を持っており、8月18日にパレスチナ・プレミアリーグ第2節で人生最後のゴールを決めていたよう。
キャリア通算114ゴールを記録しており、パレスチナ代表チームでもプレーしたほか、アル・アハリ・ガザというクラブの代表も務めていたという。
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パレスチナサッカー連盟によれば、2023年10月から始まったイスラエル軍による攻撃により、ガザ地区やヨルダン川西岸地区でのアスリートの死亡数は157人にのぼっているとのこと。
そのうち91人はサッカー選手で、さらに23人は少年であったという。また22のスポーツ施設が破壊されたほか、他にも多くのアスリートが逮捕・拘束されているという。