日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトは11日に行われたヘラクレス戦に3-0で勝利した。

後半28分にブラジル人のイゴール・パイシャオンが決めたフリーキックが話題になっている(動画1分15秒から)。

パイシャオンは右足でフリーキックを蹴り込み、3点目となる得点を決めた。

話題になっているのは、その直前のシーン。フェイエノールトのサンティアゴ・ヒメネスとクイリンシー・ハートマンがじゃんけんでキッカーを決めようとしていたが、2人とも左利き。GKとしてはじゃんけんで勝ったヒメネスが蹴るかと思いきや、右利きのパイシャオンが蹴ったというわけ。

フリーキックの「モーション」が最高に美しい6人

ただ、フェイエノールトのアルネ・スロット監督は、『ESPN』のインタビューで「ジャンケンをするのは間違ったやり方だと思う」と冗談交じりに話していたそう。

ハートマンは「こう思ったんだ。サンティ(ヒメネス)と僕がじゃんけんをして、最終的にはイゴールが蹴ると。事前に決めていたことさ。左利きが2人だから、GKはどちらかが蹴ると思う。結局はイゴールが蹴ったけれど、うまくいったよ」と説明。それでもスロット監督は「(まだ試合が決まっていない)2-0の時点でじゃんけんをするのはおかしい。来週、さらに議論する可能性がある。最高のキックを持つベストなポジションの選手が蹴るべき」とお気に召さない様子だったとか。あくまでじゃんけんのふりをしたトリックプレーのはずなのだが…。

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