先日、現役引退を発表した元日本代表MF松井大輔。
フランスのル・マン、サンテティエンヌ、グルノーブルでプレーした彼が仏紙『So Foot』のロングインタビューに答えていた。
「15歳の時にPSGの練習場でトライアルを受けた。全てうまくいって、オファーもあった。でも、日本に残ることに決めた」と明かしたうえで、もう一度パリに移籍する可能性があったと明かしている。
「(PSGでプレーする可能性があったのは)事実だよ。10代での入団テストもあったし、サンテティエンヌとPSGのどちらかを選ばなければいけない時もあった。
PSGは僕を欲しがっていたし、クラブは契約について考える時間をくれた。でも、PSGはリーグ下位だった。
同時にサンテティエンヌからもオファーがあり、順位はより上だったけれど、速い返答を求められた。サンテティエンヌを選んだのは、タイミングの問題だった」
松井がル・マンからサンテティエンヌに移籍したのは27歳だった2008年。2007-08シーズンのリーグアンでサンテティエンヌは20チーム中5位、PSGは16位だった(ル・マンは9位)。
時間的な制約もあって、PSGではなくサンテティエンヌを選んだようだ。なお、翌シーズンはPSGが6位、サンテティエンヌはギリギリで降格を免れる17位と低迷した。
ちなみに、当時のPSGにはママドゥ・サコ、クロード・マケレレ、リュドヴィク・ジュリ、マテヤ・ケジュマンらが所属。その後、PSGは2011年にカタール資本に買収された。