10日に行われたプレミアリーグ第28節のクリスタル・パレス対ルートン・タウン戦。
橋岡大樹が途中出場した一戦を裁いたのは、サニー・シン主審だった。『The Telegraph』などによれば、インドにもルーツを持つ同氏は、南アジア系英国人として初めてプレミアリーグで笛を吹いた審判になったそう。39歳のシン氏は非常勤の刑務官でもあるそうで、父親と兄弟もレフェリーの経験を持つ。
ただ、シン主審は、プレミアリーグの元名物審判であるマイク・ディーン氏からある行為を批判された。シン主審はハーフタイムにパレスサポーターにサインをしていたが、ディーン氏は『Sky Sports』の放送でこう述べていたそう。
「(あなたは試合中にサインをしたことはあったか?)あったが、300試合くらい担当した後だ!意味が分からない、いまの彼は(まだ?)何もしていない。後半に何かが起きたら…サインはしないものだ。試合前のウォーミングアップ中ならあるかもしれないが、試合中のハーフタイムはない。順序が逆だ」
ただ、両チームの指揮官からの評価は上々だったようだ。ルートンのロブ・エドワーズ監督は「彼のことを祝福したよ。負けていてもそうしただろうね。説得力、コントロール、一貫性があった」、パレスのオリヴァー・グラスナ―監督も「彼はいいパフォーマンスだった。ただ、おかしな状況は少なかったし、それほど残忍な試合ではなかったけれどね」とシン主審を讃えていた。
なお、試合は後半アディショナルタイムにルートンが劇的ゴールを決めて、1-1の引き分けで終了している。