2023年1月に性的暴行の疑いで逮捕された元ブラジル代表DFダニ・アウヴェスに、スペイン裁判所は懲役4年半の実刑判決を言い渡した。
事件が発生したと伝えられているのは22年12月31日の未明で、ダニ・アウヴェスはバルセロナにあるナイトクラブのVIPエリアのトイレで被害者女性に性的暴行をしたと言われている。
2023年1月に身柄を拘束されたダニ・アウヴェスは、証言が二転三転したことから公判前拘留が続けられており、保釈が認められていなかった。
当初は被害者女性を知らないと証言していたものの、その後「一緒にトイレに入ったことは事実であるが何もなかった」と主張を変更した。しかしさらにそれから「合意の上で性行為をした」と証言を覆している。
検察側の主張によれば、ダニ・アウヴェスは友人とともに女性3人にシャンパンを奢ったあと、そのうちの1人をトイレに案内した上で暴行に及んだという。女性側は何度も拒否したものの、ダニ・アウヴェス側は強引に行為を要求したとのこと。
裁判において検察側からは懲役9年が求刑されていたが、今回行われた裁判でダニ・アウヴェスには懲役4年半が言い渡されるとともに、被害者女性へ15万ユーロ(およそ2400万円)の慰謝料を支払うよう命ぜられたという。
なお『BBC』などによればダニ・アウヴェスの弁護士はこれを受けて再び無罪を主張しており、控訴を行う方針を明らかにしているとのこと。