決勝トーナメントの戦いが始まったアジアカップ。31日に行われた韓国とサウジアラビア戦はPK戦にもつれ込む接戦となった。
PK戦で先行となったサウジは3人目と4人目が失敗。すると、サウジのロベルト・マンチーニ監督は、試合がまだ続いているにもかかわらず、ピッチから去ってしまった。
その直後に韓国の4人目がPKを決めて、サウジの敗退が決定。マンチーニ監督が試合中に“逃亡”したことは物議を醸している。
『cairo24』によれば、指揮官は試合後にこう謝罪していたという。
「我々は100%を出し尽くしたが、アジアカップ敗退は非常に悲しい。チームとして成長したが、韓国と対戦するのは難しい。アジアと世界でもベストチームのひとつだからだ。
我々は75分間はいいプレーをしていたが、(後半ATに)致命的な失点をしてしまった。その後は拮抗した試合になった。
試合終了前に去ったことをお詫びする。あの時は自分をコントロールできなかった」
昨年8月にサウジ代表に着任したマンチーニ監督は、監督として世界最高額となる4500万ドル(65億円)もの年俸を得ているとされる。
ただ、今大会前には34歳の重鎮MFサルマン・アル・ファラジらをチームから追放するなどしていた。