24日に行われたアジアカップのグループステージ第3節。ここまで日本、インドネシアに連敗してきたベトナム代表は、勝点獲得の望みをかけてのイラク戦に挑んだ。
42分にブイ・ホアン・ヴェト・アインが先制点を決めることに成功したものの、その直後にクアット・ヴァン・カンがフィフティフィフティの場面での接触でレッドカードを受けてしまう。
10人になってしまったベトナムは後半に2失点するも、アディショナルタイムに入ってまもなくグエン・クアン・ハイのゴールで同点に追いついた。
ところが、それから11分がたったアディショナルタイム12分にPKで再び失点し、最後の最後で勝点獲得を逃してしまった。
『soha』によれば、この試合で先制点を決めたDFブイ・ホアン・ヴェト・アインは以下のように話したという。
「本当に残念に思う。最後の数秒で負けた。そのようなときの気持ちは言葉に表すことができないよ。ベトナム代表としてとても悲しい。
この最後のイラク戦では、チーム全体が非常に良かった。一生懸命にプレーしていた。クアット・ヴァン・カンのレッドカードはとても不運だったし、それによって我々は大きな打撃を受けた。
そして結果はこうなった。相手が得点を重ねていった。我々は負けを認めなければならない。
ただ、我々はまだワールドカップ予選という重要な試合を控えている。この経験は、最後の最後の瞬間まで集中力を保たなければいけないと学ぶための素晴らしい教訓になるだろう」
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3試合全てで健闘を見せつつも、結局は勝点ゼロという残念な結果になってしまったベトナム。ただブイ・ホアン・ヴェト・アインもチームのプレーについては「良かった」と振り返っており、今後のワールドカップ予選に向けて生かせるものは多かったようだ。