川崎フロンターレは21日、オランダのNECナイメーヘンからDFファン・ウェルメスケルケン・際が完全移籍で加入することが決定したと発表した。

ファン・ウェルメスケルケンは1994年6月28日生まれの29歳。オランダ人の父と日本人の母の間に生まれ、2歳の時に日本へ。サッカーはヴァンフォーレ甲府のアカデミーで高校生までを過ごした。

高校卒業後に単身でオランダへ渡り、2015年にドルドレヒトでプロデビュー。2016年にはリオデジャネイロ五輪出場を控えたU-23日本代表に招集されトゥーロン国際大会(現モーリス・レベロ)などに出場している。

その後もオランダでキャリアを重ね、昨年10月からはNECでプレーしていたが、この冬に山根視来がMLSのLAギャラクシーへ移籍した川崎がオファー。29歳にして初のJリーグ参戦が決まった。

以下はファン・ウェルメスケルケンのコメント。

「川崎フロンターレサポーターの皆さん、初めまして。この度、加入することになりました、ファン ウェルメスケルケン 際です。名前が長く、初めは覚えづらいかもしれませんが、まずはSAIで覚えていただければ幸いです。

フロンターレさんのことはオランダからもよく試合を確認していましたし、OBである武岡優斗くんからもお話を聞いていたので、とてもプレーしてみたいチームでした。今シーズンは鬼木監督のもと、タイトル獲得を目指し、チームにすべてを捧げていきますので、これから応援よろしくお願いします!」

NEC側の発表によれば、ファン・ウェルメスケルケンとの契約には、この冬に日本のクラブからオファーが来た場合はフリートランスファー(移籍金なし)で移籍が可能になるオプションが付いていたという。

なお、ファン・ウェルメスケルケン・際(van Wermeskerken Sai)という非常に長い名前であることから、ユニフォームのネームも密かに注目されたが、本人のコメントにもある「SAI」になるとのこと。

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