現在は『DAZN』で放送されているモータースポーツの世界最高峰「F1」。
そこに参戦しているハースF1チームは先日、その代表に日本人エンジニアの小松礼雄氏が就任することを発表した。
小松礼雄氏はイギリスにあるラフバラー大学を卒業した後、2003年にブリティッシュ・アメリカン・レーシング(BAR)のタイヤエンジニアに就任し、モータースポーツでの仕事を始めた。
それから2006年にはパフォーマンスエンジニアとしてルノーF1チームに移籍し、ネルソン・ピケ・ジュニアやロマン・グロージャン、ヴィタリー・ペトロフらと共に働いた。さらにそれからレースエンジニアとしてペトロフやグロージャンとコンビを組み、9度の表彰台を獲得。
2014年にはロータスF1チームへと移籍し、チーフレースエンジニアとして活躍。そしてグロージャンとともにハースF1チームへと移り、それからトラックサイドエンジニアリングディレクターとして長く辣腕を振るっていた。
そして今月ハースF1チームの代表を努めていたギュンター・シュタイナー氏が退任したことにより、そのあとを継ぐ形で小松礼雄氏が就任することとなった。
『Coventry Live』の報道によれば、今回『Sky Sports』が行ったインタビューで小松礼雄氏は「1995年からコヴェントリー・シティを応援している」と明かしたという。
コヴェントリー・シティがあるコヴェントリーと、ラフバラー大学があるラフバラーは車でおよそ1時間の距離である。小松礼雄氏は1995年にイギリスへと移住しているため、その頃はちょうどコヴェントリー・シティがイングランド・プレミアリーグを戦っていた時期だったのだ。
コヴェントリー・シティには現在日本人選手の坂元達裕が所属していることもあり、F1の人気が高いイギリスでは小松礼雄氏のコメントが話題を集めているようだ。
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なお、レッドブルF1のCEOであるクリスチャン・ホーナー氏もコヴェントリー・シティのサポーターとして知られており、インタビュアーから「一緒に試合を見に行くかい?」と聞かれた小松礼雄氏は「もし彼にその気があるならね」と答えていたそうだ。