adidasは16日、誕生から30周年を迎え、ゴールスコアラーのために生まれ変わったスパイク「プレデター」の最新モデルを発表した。
adidas Predator
その名もずばり、『プレデター』。
adidasのフットボールスパイクの代名詞とも言えるアイコニックなフランチャイズ「プレデター」は、1994年のアメリカワールドカップに向け、“ゴールを生むためのスパイク”として開発された。
その後、adidasアスリートのレジェンドである、ジネディーヌ・ジダンやデイヴィッド・ベッカムなど、フットボールの歴史に名を刻んだ多くのスーパースターが着用。2015年春に一度その歴史に幕を閉じたが、2018年から“コントロール”や“キック精度”をコンセプトに復活していた。
そして30周年を迎えた今、現代サッカーに適応しながら、原点である“ゴールを生むスパイク”に立ち返った新たな『プレデター』が登場した。
今回新しくなった『プレデター』は誕生30周年を祝い、アイコニックなフォールディングタン(折り返しタン)や、ブラック、ホワイト、レッドのカラーパレットなど、90年代初期のプレデターを象徴するDNAを踏襲しながら、軽量化や大胆なカラーリングを施し、現代のゴールスコアラーのためのスパイクへと生まれ変わっている。
新しいプレデターの狙いはただひとつ、ゴールネットを揺らすこと―。注目のテクノロジーは主に以下の3つだ。
●シリーズで最も軽いモデルに
試合展開が加速し、試合中の適応力の重要性が高まる今、プレデターシリーズの中で最も軽いモデルへと昇華(※『プレデター エリート LL FG』27.0cmで片足190g)。鋭いグリップやダイナミックな切り返しに貢献。
●ストライクスキン
戦略的に配置したラバーフィンがボールとのグリップ力を高め、パワーのあるシュートに貢献。
●ハイブリッドタッチ2.0
合成スウェードとフォイル素材を改良して、つま先部分の安定性と快適性を向上。グリップ力、フィット感に貢献。
adidasフットボールのクリエイティブディレクター、サム・ハンディ氏は語る。
「『プレデター1994』は全ての始まりとなったシルエットであり、プレデター30周年を祝うために、その起源に立ち返る以上の方法はないと考えました。現代のアスリートのために、1994年の「プレデター」を再構築することが我々のクリエイティブな挑戦であり、その答えこそが今回新しく生まれ変わった『プレデター』です。アイコニックなプレデターのDNAを引き継ぎながらも、現代的な表現に落とし込みました。このスパイクを履いた選手たちがゴールを奪い、新たな伝説を創り出すことを目の当たりにするのが楽しみです」