1月1日午後4時頃に発生した令和6年能登地震。石川県を震度7の地震が襲い、各地で大きな被害が確認されている。

またそれに伴って発生した津波が日本海側の各地に押し寄せており、日本の幅広い地域に影響を及ぼしている。

そして今回星稜高校同窓会の関東支部が発表したところによれば、この地震の影響によって高校サッカー選手権に訪れる予定だった応援団が出発中止に追い込まれてしまったという。

「明日の高校サッカー選手権、三回戦ですが、石川県からの応援団は地震の影響により、出発中止となり、応援がいない見通しです。

このような状況ではありますが、在関東の方で声援を送っていただける方おりましたら、是非来場いただき、選手たちに声援をお願いします。」

石川県代表として高校サッカー選手権に臨んでいる星稜高校は、昨年12月31日に行われた2回戦で四日市中央工業高校を相手にPK戦の末に勝利を収め、3回戦に進出した。

そして1月2日の12時5分から千葉県代表の市立船橋高校と対戦する予定となっているが、そこに向かうはずだった応援団が不在になるほか、応援グッズも届けられないという。

なんとこれを受けて立ち上がったのは対戦相手となる市立船橋高校。会場が千葉県の柏の葉公園総合競技場であるということもあってか、「メガフォンなどお貸しすることを検討している」と申し出たのだ。

市立船橋高校サッカー部後援会の小野正明氏によるポストによれば、市立船橋高の野球部は星稜高校のカラーの一つである緑のメガホンを使用しているため、それを借りる手はずがすでに整えられているという。

被災した星稜高校を助けるため、対戦相手であるにもかかわらず協力体制をとった市立船橋高校。最高のフェアプレーで行われるこの試合は、様々な意味で大きな注目を集めそうだ。

高校サッカーの名門、市立船橋が輩出した「最強の5人」

なお、駒沢陸上競技場で12時5分から3回戦を行う富山第一高等学校も応援団が不在になるとのことで、地震の影響は高校サッカー選手権にも影響を及ぼしているようだ。

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