12月23日に行われるイングランド・プレミアリーグのフラム対バーンリーは、同国のサッカーにおいて歴史的なものとなる。

この試合で主審に指名されているのがレベッカ・ウェルチという女性のレフェリー。イングランドのトップリーグで女性が主審を務めるのは初めてのことである。

レベッカ・ウェルチは40歳の女性審判で、すでに2021年にEFL(2部)の試合で主審を務めたほか、プレミアリーグでも第4審判を経験している。

11月のフラム対マンチェスター・ユナイテッドで第4審判を務めたレベッカ・ウェルチ

また、2022年1月には男子のFAカップの試合で主審を務め、さらに2020年にはウェンブリーで女子の2つの決勝戦を担当したこともある。

さらにFIFAのエリート審判員リストにも加わっており、2022年の女子EUROと今年オーストラリアで開催された女子ワールドカップの試合も担当したという人物だ。

イングランドで審判協会長を務めているハワード・ウェブ氏も以下のように話し、レベッカ・ウェルチを高く評価していることを明かしたそう。

「レベッカはフィールド上で冷静かつ集中力があり、謙虚な態度で多くの尊敬を集めている。彼女はゲームの読みにも優れており、正確な判断を下せる能力があり、体力的にも優れたアスリートだ」

「もちろん、プレミアリーグで初めて笛を吹くというというのは重要なことだよ。彼女は数週間前に初めて第4審判を務めたばかりだ」

「そして、我々の下では多くの才能ある女性審判が働いている。今週末にはキルスティ・ダウルという女性が初めて2部の試合を担当する。彼女もすでにFIFA登録の審判だ」

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なお、レベッカ・ウェルチはかつてイギリスの国民保険サービスである「NHS」で働いていた経験があるとのこと。

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