UEFAは今年7月から選手の移籍金を分散できる期限を最長5年に制限したが、プレミアリーグのクラブもその規則改定に沿うことで合意した。

リーグは「UEFAの規定に沿うように選手登録コストの償却に関する規則を改正することに合意した。今後は選手との新規契約も契約延長も最長5年とする」との声明を出した。

かねておりFIFAは選手との契約を最長5年に制限しているが、その国の国内法が優先される。イギリスには制限がなかったため、近年、チェルシーが異例の長期契約を結ぶケースが散見されてきた。

2022年、チェルシーはトッド・ボーリー氏が新オーナーに就任。大谷翔平選手を獲得したロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーでもある同氏は、MLBではお馴染みの長期契約を結ぶ手法をチェルシーでも導入した。

FFP対策として移籍金コストを長期に分散させるため、エンソ・フェルナンデスやミハイロ・ムドリクらと8年ほどになる長期契約を結んできたのだ。

今回の合意でその戦略は今後は阻止されることになる。ただ、遡及的な適応はないため、BBCなどによれば、チェルシーも今回の規則改定に同意したクラブのひとつだったという。

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また、「プレミアリーグやEFL(英2~4部)のクラブが他クラブへの移籍金債務がある場合、それが支払われるまでは新たな選手の登録はブロックされるというルール変更を承認する」という合意もなされた。

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