今夏のマーケットで北海道コンサドーレ札幌からクロアチアの名門ディナモ・ザグレブへと期限付き移籍したMF金子拓郎。
最初はやや苦しい時間を過ごしたものの、このところは中心的なアタッカーの一人としての立場を確固たるものにしている。
『germanijak』が伝えたところによれば、現在ディナモ・ザグレブは金子拓郎の買い取りオプションを行使する可能性を前向きに検討しているとか。
「買い取りオプション付きのローンで加入した金子拓郎。完全移籍のためにかかる費用は100万ユーロ(およそ1.6億円)ほどとなり、ディナモ・ザグレブは来年6月1日までに決断する必要がある。
しばらく時間はあるものの、複数の情報によればディナモ・ザグレブはすでに金子拓郎を獲得することを決めており、ハイデュク・スプリトとのダービーマッチのあとに買い取りオプションを活性化させる可能性があるという。
金子拓郎の価格は決して高いものではない。彼の試合でのプレー、そしてその取り組み方や振る舞いによって、投資する価値があることは証明されている。
ロッカールームでも彼は尊敬されているし、チームメイトはますます彼をピッチでプレーさせてほしいと思っているし、ヤキロヴィッチ監督もトップチームのメンバーだと考えている。
そして彼の成績も非常に優れている。彼がザグレブに来た時、関係者は『適応にかかる時間を考慮すれば、シーズンで5ゴール7アシストを期待したい』と考えていた。現在すでに3ゴール4アシストを記録しており、期待通りの数字を残せる可能性は低くない。
もちろんそれには12月17日に行われるハイデュク・スプリトとのダービーマッチで力を見せなければいけない。
もはや彼は秘密兵器ではなく、対戦相手が警戒してくる選手として出場する。金子拓郎にとって最大のチャレンジになるだろう。
彼は試合中チームメイトに対して多くの敬意を払っていて、傲慢さや利己主義が少し欠けているが、それを誠実な態度と真剣さで補っている。それは日本人の精神性であり、最終的に彼に利益が帰ってくる」
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17日に行われるハイデュク・スプリトとのクロアチア・ダービーの結果次第で、ディナモ・ザグレブは金子拓郎の買い取りを行う可能性があるという。