マルセイユで酒井宏樹ともプレーした元フランス代表フロリアン・トヴァン。30歳になった彼は今年からセリエAのウディネーゼでプレーしている。

2021年にはマルセイユからメキシコのティグレスに電撃移籍したが、当時は鬱病を患っていたようだ。

『Canal』のインタビューでトヴァンはこう明かした。

「当時の僕は(スポーツ的には)とてもよかったけれど、精神的にはそうでなかったと認めなければいけない。

メキシコ移籍を決断した時、ファンやメディアからのプレッシャーが少なくなることや平穏さを求めていた。

自分では分かっていなかった。周囲の人達から誰かに診てもらったほうがいいと言われた。

それで、マルセイユを去る3カ月前にある人に会いに行ったら、会話の途中で涙があふれてきた。それで気持ちが楽になって、会話も再開できた。

ある時、その女性から言われたんだ。『まだ低い段階だけど、すでに鬱病の状態』ってね。

ショックだったけれど、自分に言い聞かせた。一歩後退してからまた戻ってくる必要があるのかもしれないと」

28歳で欧州を離れてメキシコに移籍したのは驚きだったが、鬱状態になっていたため、プレッシャーから解放される必要があると感じていたようだ。

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ちなみに、トヴァンにとって酒井は一緒にプレーした試合数がプロキャリアで3番目に多い選手である(1番はステーヴ・マンダンダ、2位はディミトリ・パイェット)。

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