26日に行われたブンデスリーガ第12節のフランクフルト対シュトゥットガルト戦。
日本代表DF伊藤洋輝が先発した一戦では、フェリックス・ブリッヒ主審に思わぬアクシデントが起きた。
前半30分すぎ、右足首で方向転換をしようとした瞬間に膝を負傷。フランクフルトのベンチで応急処置を受けることになったのだ。
ブリッヒ主審はテーピングを巻いて前半は何とかやり終えたものの、後半からは“交代”になった。
48歳の同審判はUEFAチャンピオンズリーグ決勝も担当したことがある名レフェリー。この試合はブンデスリーガの主審として最多タイ記録となる344試合目の担当だったが、無念の途中退場を強いられた。
『Sky』によれば、右膝の十字靭帯を断裂している可能性もあるという。
試合前に記録達成は誇りに思うと話していたブリッヒ主審は「倒れた時にありえないと思った。足首を捻ってしまった。すでに膝がよくないことは分かっていた。仕方ない。これが人生。記録を手にしたことは嬉しいが、その一方で落ち込んでいる」と凹んでいたとか。
なお、試合はシュトゥットガルトが2-1で勝利。長谷部誠と原口元気はベンチ入りしたものの、出場はしなかった。