新作が大好評の『Football Manager 2024』。このゲームを手掛けたスポーツ・インタラクティブ(SI)社はAFCウィンブルドンと同じくロンドンを拠点に活動。現在は日本のSEGA(セガ)傘下に収まっている。

(2002-04 ホーム ユニフォーム)

古くからのイングランドサッカーファンならご存知のように、イングランドにはかつてウィンブルドンFCと名乗るチームが存在し、90年代にはプレミアリーグでも戦っていた。そのチームが2001年に本拠地移転を計画し、2003年に実行。チーム名も後にミルトン・キーンズ・ドンズ(MKドンズ)に変更する。

現在のAFCウィンブルドンは本拠地移転に反対した旧ウィンブルドンFCサポーターが中心となって2002年に結成され、9部リーグから活動を開始している。このクラブを創設時からバックアップしてきたのがSI社である。2002年当時はまだ創業8年目の若い企業だった。

(2012-13 ホーム ユニフォーム)

胸スポンサー契約は本格的に活動をスタートした2002-03シーズンから。契約金は「英ポンドで6桁」だったようで、仮に10万ポンドとしても当時の為替レートで換算すると日本円で約1,900万円とかなりの高額だ。

当初は胸にSI社のロゴのみを付けていたが、06-07シーズンのアウェイユニフォームに『Football Manager』のロゴが初登場。以降はホームに企業ロゴ、アウェイにFMロゴと2つを使い分けていたが、12-13シーズンからはFMロゴで完全に統一し現在に至る。

【関連記事】ゲーム胸ロゴとサッカーユニフォーム!熱き「伝説の最強コンビ」6選

SI社がAFCウィンブルドンと契約した詳細な経緯については不明だが、90年代からサッカーゲームを製作してきた同社としては、同じロンドンの新興クラブを手助けたいという気持ちが働いたのかもしれない。

当初予定は3年間だったという胸スポンサー契約も延長を繰り返して22年目に。9部からスタートしたクラブはその間に一時はEFLリーグ1(3部)にまで上昇した。

クラブとSI社の関係は相当良好なものであることに疑いの余地はない。だが、そんな両者が年に一度だけ敵対する日が来るという。両スタッフのチームによるサッカーの試合だ。

ちなみに直近の2023年3月の試合では、5-3でSI社チームが勝利している。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

【厳選Qoly】日本人選手vs韓国人選手、いま市場価値が最も高いのはこの8人!1位は99億円

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら