ドイツ1部リーグのマインツは、元オランダ代表アンワル・エルガジとの契約解除を発表した。

エルガジは10月中旬にイスラエル・パレスチナ紛争をめぐるSNS投稿によって停職処分となっていたが、退団が決まった形。

退団決定後、彼は「孤独になることになっても、正しいことのために立ち向かえ」とのメッセージをSNSに綴っている。

モロッコにルーツを持つエルガジは以下のようなSNS投稿をしたことが問題視されていた。

「一方が他方の水と食料と電気を遮断するのは戦争ではない。一方が核兵器を持っているのは戦争ではない。一方が何十億ドルもの資金を得ているのは戦争ではない。一方がAIの写真を使って他方に対する誤情報を流布するのは戦争ではない。SNSで一方のコンテンツを報道し、他方のコンテンツを報道しないのは戦争ではない。これは紛争でも戦争でもない。これは大量虐殺・集団破壊であり、私たちはそれを生で目撃している。川から海へ、パレスチナは自由になる」。

これに対してマインツは「エルガジが現在中東で起きている紛争について投稿したものは我がクラブにとっては受け入れがたい。数十年にわたる中東の複雑な紛争について、様々な見方があることを尊重している。しかし、問題のSNS投稿の内容はクラブの価値観にそぐわない」などと反発。

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28歳のエルガジは9月末にマインツと契約したばかりだったが、わずか3試合で退団することになった。

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