最終盤を迎えている明治安田生命J2リーグ。ジェフユナイテッド千葉は40節終了時点で5位につけている。

前節はいわきFCを相手に、若きエースストライカー小森飛絢が86分に決めたゴールで劇的勝利。

一方でリーグ7連勝から一転、いわき戦前の2試合は勝利なしと、完成度が高まっている攻撃的なサッカーに対して相手の対策が進んできた印象も強い。

10番を背負い今季は主にボランチでプレーしている見木友哉はどのように感じているのか。5日のザスパクサツ群馬戦に向けた囲みで明かした。

(同じ中盤の田口泰士選手や風間宏矢選手が直近数試合、相手に対策されていると話していた。見木選手は相手の対策についてどのように感じている?)

「いわきFC戦はそうでもなかったんですけど、自分たちの優先順位的にまずは(相手の)背後のラインブレイクを狙うというところがあります。そこを消してこられた時にビルドアップの段階でそのロングボールの質がなくて相手ボールになる時間が多かったりしています。

あとはビルドアップのところでのミスからカウンターでピンチになりかけるところもあるので、そのビルドアップのところも相手がボランチを消してセンターバックに持たせるだったり、そういうことをされた時にあんまりうまく回って行ってないのかなというのは感じています」

(群馬が作ってくる4-4のブロックに対して練習でのイメージは?)

「基本的にボランチが触る回数が多いほうが自分たちはうまく回っている感覚が自分の中にはあるので、できればボックス内やライン間でボールをもらいたいですけど、そこに立ち位置を取った時にセンターバックが持たされて、サイドに追いやられてうまく相手に誘導されて…という時がうまくいってない部分があります。

そこはちょっと自分のところでうまく動いて、(左サイドバックの日高)大くんを上げるだったり、2ボランチになるだったり、まあいろいろありますけどそこはうまくボールを循環させて前進していきたいなとは思います」

千葉のサッカーはチーム全体でボールを循環させる意識とともに、主に左センターバックの佐々木翔悟から放たれるロングボールが攻撃の大事なスイッチとなっている。

それを相手が想定して守ってきた場合の打開策について、見木は自らの立ち位置を工夫しながらうまく打開していきたいと考えているようだ。

【関連記事】ジェフユナイテッド千葉、小林慶行監督の「田口システム」で驚異の追い上げ!15年ぶりのJ1復帰は果たせるのか。

あと1勝で昇格プレーオフ出場が確定する千葉。今週末は5日(日)、14時からザスパクサツ群馬とアウェイで対戦する。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介