現在ではマンチェスター・シティで世界最高峰のプレイメイカーとして台頭したベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ。
しかしかつてはチェルシーでほとんど出番を得られない時間を経験し、それから一度ドイツ・ブンデスリーガに渡って復活したという経歴も。
『La Sexta』によれば、当時チェルシーに所属していたジョン・テリーはポッドキャストで以下のように話していたという。
ジョン・テリー
「当時、ケヴィン・デ・ブライネは指導するにあたって簡単な人物ではなかったんだ。
彼はあまりプレーできなかったからなのか、いつも頭を下げて不貞腐れていた。常に怒っていて、機嫌が悪かった。
まるで、トレーニング場にやってきたにもかかわらず、誰とも一緒に遊ばないような変わり者の子供のようだった。
サミュエル・エトーがいたときのことを覚えているよ。デ・ブライネはエトーが求めるような努力をしていなかったから、キャンプで大喧嘩になったんだ。
当時はジョゼ・モウリーニョが監督を務めていたが、彼は今よりもかなり厳しい人物だった。
デ・ブライネは不運だったよ。当時のモウリーニョは相手のことをあまり気にしない人物だったからね。誰かに好かれようとはしない男だった。
また、モハメド・サラーもモウリーニョと激しい口論をした選手の一人だったよ。
それは当時のモウリーニョのメンタリティだった。今ではそんなことはしないと思うよ。歳を重ね、より成熟して、今では若い選手だけでなく、選手全般への対処法をよりよく理解している」
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かつては監督のジョゼ・モウリーニョもかなり尖っており、若いケヴィン・デ・ブライネやモハメド・サラーに対してうまくケアが行き届いていなかったという。