FC琉球は26日、創設20周年を機に、多様化・グローバル化していくクラブの象徴としてクラブ名称・エンブレムなど各種プロパティをアップデートし、2024シーズンより使用することを発表した。使用開始は2024年1月1日からとなる。

2003年のクラブ誕生以来、「沖縄にJクラブを」を合言葉に紆余曲折がありながらファン・サポーター、パートナーとともに20年間を歩んできたFC琉球。

次の10年は、「沖縄を強くし、沖縄の誇るクラブとなり、沖縄からアジアへ」をコンセプトに、グローバルでも通用する沖縄というブランドプラットフォームのもと、サッカーの垣根を越えてブランドを展開していくという。

クラブの新しい名称は「FC琉球OKINAWA」。ただ呼称は「FC琉球」のままとのことだ。

新エンブレムは、“OKINAWA”から世界へ発信するブランド名称とし、ファッションやデジタルマーケティングに対応すべく20年の歴史を継承しながらシンボルを再構成。

既存エンブレムから、

・勝利を呼び込み離さない「対のシーサー」
・かつて日本で唯一の王国があった琉球の誇りを示す「王冠」
・戦う11人の集団を意味する「11本のライン」
・クラブカラーの「ベンガラ×ゴールド」

これらの要素/DNAを引き継ぎ、ブランドへ昇華している。

シーサー部分を抜き出す形でシンボルマークを新たに作成し、クラブロゴもリニューアルされた。

向かい合う2体のシーサーの顔は正面から見た1つの表情になっている。

FC琉球は同日、女子チームの創設や、首都圏の社会人サッカー4クラブとの提携も発表。

特に興味深い後者の提携について、FC琉球の代表取締役社長である倉林啓士郎氏は以下のように語っている。

「この度、SHIBUYA CITY FC、品川カルチャークラブ、鎌倉インターナショナルFC、房総ローヴァーズ木更津FCといった首都圏で活躍する新進気鋭の4クラブ様と業務提携を締結することができ、大変嬉しく思います。

FC琉球が掲げるGAME CHANGER CLUBのミッションを体現する各クラブと地域やカテゴリーを超え相互に連携し、知見を活用し合いながら、より新しく魅力的なクラブ作りを進めてまいります!」

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今後に大いに注目のFC琉球は今週末、29日(日)にテゲバジャーロ宮崎とアウェイで対戦する。

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