J2大宮アルディージャは19日、GK南雄太の今季限りでの現役引退を発表した。

Jリーグを支えたレジェンドがまた一人ピッチから去る―。

これまでリーグ戦通算665試合に出場した南が引退を決断した。中学時代に読売ジュニアユース(現東京ヴェルディ)に所属し、中学卒業後は静岡学園に進学して1995年度の高校サッカー選手権では同校の初優勝に大きく貢献した(鹿島実業と延長戦2-2で決着がつかず両校優勝)。さらに1997年には高校生でU-20日本代表に飛び級選出され、ワールドユースで正GKを務めた。

プロになってからは柏レイソルで長く活躍し、ロアッソ熊本、横浜FC、そして大宮でゴールマウスを守り続けてきた。J1通算266試合、J2通算399試合と長きに渡ってJリーグで好セーブを見せ続けてきた。

南はクラブのリリースを通じて

「わたくし南雄太は、今シーズン限りでの現役引退を決断致しましたので、ここにご報告させて頂きます。

26年間という、自分でも到底想像も出来なかった長い現役生活をこの年齢まで過ごしてこれたのは、丈夫な体に生んで育ててくれた両親、いつどんな時も自分の1番の支えになってくれてサポートしてくれた妻、自分に無限のパワーを与えてくれた子供達や家族、そして自分が在籍させて頂いた柏レイソル、ロアッソ熊本、横浜FC、大宮アルディージャの各クラブで共に闘った選手、監督やコーチングスタッフ、クラブスタッフの方々、パートナーシップスポンサーの方々、そして各クラブのサポーター、ファンの方々、その自分に関わって頂いた全ての方々のおかげに他なりませんし、ただただ感謝という言葉しかありません。本当に本当にありがとうございました!

幼稚園でサッカーを始めて10月に入って引退を決意した日までの約40年間、苦しい事や辛い事はたくさんあったけれど、でも大好きなサッカーを辞めたいと思った事はただの1度もありませんでした。

それが、いかに自分のサッカー人生が充実して素晴らしいものだったかを物語っていると思います。だからもうこれっぽっちの悔いも全くないくらいやりきりました。心から自分自身によく頑張ったと言ってあげたいです。

今シーズンも残り4試合。アルディージャの残留の為に自分はどんな立場であれ全身全霊を尽くして、チームの為に最後の最後まで闘います。どうか引き続き応援のほど宜しくお願い致します。

そして、あと1カ月でサッカー選手ではなくなりますが、今後とも『サッカー人、南雄太』をどうぞ宜しくお願い致します!」

南雄太

とコメントした。

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2001年に日本代表にも招集(出場はゼロ)された大型GKは多くのJリーグサポーターを沸かせてきた。今後のセカンドキャリアはどのような道を歩むのかに注視していきたい。

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