かつてスポルティングCPのユースでプレーし、3歳年上のクリスティアーノ・ロナウド以上に高く評価されていたファビオ・パイム。

ロナウド自身も2003年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際に「僕のことをいい選手だと言うのかい？それはファビオ・パイムを見てから言うべきだね」と話したことがあるほどの評価を受けていた天才だった。

しかしファビオ・パイムは、2008年にチェルシーへと移籍したものの全くブレイクすることができず。その後ポルトガルの下部リーグや中国、アンゴラ、リトアニア、カタール、マルタ、ブラジルと様々な国を渡り歩くジャーニーマンとなった。

そして2019年には5gのコカインを所持していた容疑で逮捕され、薬物密売で1年間刑務所に拘留されていたという経験もある。

『The SUN』のインタビューに答えた彼は、クリスティアーノ・ロナウドとの関係について以下のように語っていたという。

ファビオ・パイム

「スポルティングのアカデミーでプレーしていたとき、クリスティアーノと僕はスタジアムに住んでいたんだ。

夜にはよくマクドナルドに行ったよ。誰も欲しがらなかったために売れ残ったハンバーガーを買っていたんだ。毎晩のようにね。

スポルティングももちろん知っていたよ。今の時代とは全く違うからね。外出する許可も貰っていた。

クリスティアーノは友人だった。親友ではないが、友達だったよ。彼とともにバカンスへ行ったこともある。

1つはブラジルだ。EURO2004の前に二人で行ったんだ。僕も代表チームとともに練習したが、まだプレーするには若すぎたんだ。もう少し年齢が上だったら、僕もチームに残っていたかもしれないね。