日本代表は17日にノエビアスタジアム神戸でチュニジア代表と対戦する。
そのチュニジアは13日にソウルと対戦したが、0-4で敗れた。
JFAによれば、14日に来日したチュニジアのジャレル・カドリ監督はこう述べていたそう。
「日本の受け入れ態勢はよく、宿舎も良いホテルを用意してもらいましたが、今日の練習会場は若干遠かったので、移動と練習時間を合わせて4時間費やしたのは想定外でした。
チュニジアとの時差も8時間あるので、体調にもまだ大きく影響しています。
韓国と日本は時差がないものの、試合の次の日の朝にホテルを出て、二時間のフライトを経てホテル到着が夜になったのも望ましい状況ではなく、疲れも残っていますが、しっかり体調を整えて万全の状態で臨みたいです。
昨年のキリンカップでは、一週間の事前キャンプを張って試合も2つこなして、万全の態勢でした。今回はキャンプがなく、選手がそれぞれの所属チームからそのまま遠征先に合流したので、調整が難しかったです。
確かにキリンカップでは優勝しましたが、それは過去のことであって状況が全く異なります。
6月開催でアフリカネーションズカップの直後で、ワールドカップも控えていましたし、なにより日本代表は昨年とは格段に違い、別物と言ってよいでしょう。明後日の試合はより集中力を高めて挑みたいです」
チュニジアは昨年6月にパナソニックスタジアム吹田で行われた日本戦に0-3で勝利している。ただ、その時とは状況が異なるとのこと。
【関連記事】日本代表、絶好調なのに「試練の時」を迎えている5人
チュニジアメディアの『foot24』は、カドリ監督の発言に反応。「監督は選手たちが様々な理由で疲労に悩まされていると認めた。そのなかで最も重要なのは、チュニジアと日本の時差であり、さらに練習場がホテルから遠いことも体調に直接影響している」と伝えた。
また、別の地元メディアは「指揮官は昨年とは状況が違うと述べた。昨年はいい状態だったが、いまはそうではない。カドリ監督は、日本もメンバーが変わっており、試合は全く違うものになるだろうとも話していた」と伝えている。カドリ監督は、負けた時のために予防線を張っているようにも聞こえるが…。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ