サウジアラビアサッカー連盟は4日、FIFAワールドカップ2034年大会招致の立候補を表明した。

同日に国際サッカー連盟(FIFA)が2034年大会はオセアニアかアジアでの開催の方針を打ち出していた。そこで有力視されていたサウジアラビアが大会招致に立候補した。

サウジアラビア連盟は立候補の理由を「世界クラスのトーナメントを実現することを目的としており、サウジアラビアで進行中の社会的、経済的変革と、この国のサッカーに対する根強い情熱からインスピレーションを得ることになる」とサッカーの祭典を通じて国の発展を目的に動いたと明かしている。

同国スポーツ大臣兼サウジアラビア五輪・パラ五輪委員会会長のアブドゥルアズィーズ・ビン・トゥルキ・アル・ファイサル皇太子は、「2034年にFIFAワールドカップを開催することは、世界のスポーツの主導国になるという夢の実現に役立つだろう。国の変革における重要なマイルストーンだ。 あらゆるスポーツの新興の歓迎拠点として、FIFA ワールドカップの開催は私たちのサッカーの旅における自然な次のステップであると信じている」と意欲を見せた。

またサウジアラビアサッカー連盟のヤセル・アル・ミセハル会長は、「サウジアラビアがFIFAワールドカップを開催するのにふさわしい時期が来たと信じている」と自信を見せた。

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近年サウジアラビアは自国クラブにポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやブラジル代表FWネイマールなど世界的なビッグスターの加入を成功させており、サッカーに力を入れている。今回の大会招致が実現することで文化、経済面での発展が期待できるため、本腰を入れて大会招致に動くと見られている。

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